1. 部活と勉強の両立に悩む橿原市の中学生の皆さんへ
「うちの子、運動部に入ってから帰りが遅くて…。クタクタになって帰宅し、ご飯を食べたらそのまま寝てしまうんです。テスト前以外はほとんど机に向かっていません。このままで高校受験は大丈夫でしょうか?」
中学生のお子さまを持つ保護者の方から、このようなご相談をいただくことは少なくありません。
特に中学校へ進学すると、部活動は想像以上に忙しくなります。
平日は毎日練習があり、土日も試合や遠征。帰宅する頃には疲れ切っていて、勉強どころではないというご家庭も多いでしょう。
お子さまが頑張っている姿を見ているからこそ、
「勉強も大切だけれど、これ以上負担を増やして大丈夫だろうか」
「部活を続けながら受験に間に合うのだろうか」
そんな不安を感じるのは当然のことです。
中には、
「成績を上げるためには、部活を辞めた方がいいのでしょうか?」
というご相談を受けることもあります。
しかし、大育進学センターの考えは明確です。
部活を辞めることが、成績向上の近道とは限りません。
部活動では、技術だけでなく、
・目標に向かって努力する力
・仲間と協力する力
・苦しいことを乗り越える力
・時間を管理する力
など、受験や将来にもつながる多くの力が育まれます。
実際に、これまで多くの生徒を見てきた中で感じるのは、
部活を最後までやり切った生徒ほど、引退後に大きく成績を伸ばすケースが多い
ということです。
なぜなら、忙しい毎日を過ごしている生徒ほど、「限られた時間をどう使うか」を自然と考える習慣が身についているからです。
つまり必要なのは、
「部活を辞めること」ではなく、「限られた時間を上手に活用すること」なのです。
そこで今回は、部活動で毎日忙しい中学生でも今日から実践できる、
勉強と部活を両立させるための『スキマ時間活用術』
についてお話ししていきます。
2. 誰もが持っている「見えない時間」の存在
「1日24時間」。
これは、学年トップの生徒にも、部活動で活躍している生徒にも、平等に与えられています。
もちろん、学校・部活・食事・入浴・睡眠などを考えると、平日の夜に毎日2時間、3時間と勉強時間を確保するのは簡単なことではありません。
特に部活動を頑張っている生徒ほど、帰宅した頃には疲れ切っていることも多いでしょう。
そのため、
「まとまった時間が取れないから勉強できない」
と思ってしまう生徒も少なくありません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
「まとまった時間が取れないこと」と「勉強できないこと」は、実は別の話なのです。
テスト前になると、
「土日にまとめて頑張ろう」
「テスト前の1週間で何とかしよう」
と考える生徒もいます。
ですが、人の脳は一度に大量の情報を覚えることが得意ではありません。
短期間で詰め込んだ知識は忘れやすく、理解も浅くなりがちです。
だからこそ大切なのは、
『まとまった時間を探すこと』ではなく、『短い時間を積み重ねること』
なのです。
私たちが生徒を見ていて感じるのは、成績が伸びる子ほど「スキマ時間」の使い方が上手だということです。
例えば、1日の中にはこんな時間が隠れています。
- 朝起きてから家を出るまでの10分
- 通学中の15分
- 学校の休み時間
- 習い事や部活が始まるまでの待ち時間
- 夕食前の10分
- 寝る前の5分
一つひとつは短い時間です。
しかし、
10分+15分+10分+10分+5分
これだけでも、1日50分になります。
平日5日続ければ約4時間。
さらに土日も少し活用すれば、1週間で6〜7時間以上の学習時間になります。
実は、この差が1か月後、3か月後、1年後の成績の差につながっていくのです。
勉強ができる子が特別長時間勉強しているわけではありません。
多くの場合、
「今ある時間を上手に使う習慣が身についている」
だけなのです。
まずは、お子さまの1日を振り返りながら、
「どこに5分あるだろう?」
「どこに10分あるだろう?」
と探してみてください。
その小さな積み重ねが、やがて大きな自信と結果につながっていきます。
3. 実践!スキマ時間別・最強の勉強メニュー
スキマ時間学習の最大のポイントは、「その時間ごとに『何をやるか』を事前に決めておくこと」です。たった5分空いた時に、「えーっと、何をやろうかな…」と数学のテキストをカバンから探しているようでは、その間に5分が終了してしまいます。
時間帯の長さに合わせた、最適な学習メニューの例をご紹介します。
【1分〜3分のスキマ時間】(トイレ、歯磨き、信号待ち)
この極端に短い時間は「秒で答えが出るアウトプット」に最適です。
– 英単語のフラッシュカード(単語帳):1分あれば、英単語20個の意味をパッと確認できます。
– 壁に貼ったメモを見る:トイレのドアの内側や洗面所の鏡に「歴史の年号」や「理科の化学式」を書いた付箋を貼っておき、その時間だけ声に出して読み上げます。
【5分〜10分のスキマ時間】(ご飯が炊けるまでのお手伝いの合間、お風呂のお湯張り中)
机に向かわなくてもできる「ちょっとした思考・確認作業」に向いています。
– 教科書の音読:英語の教科書のテスト範囲を1回音読するのにかかる時間は、約2〜3分です。5分あれば2回は音読できます。
– 昨日の間違えノートの見直し:昨日塾や宿題でバツがついた問題の「解き方のプロセス」だけを目で追って確認します。
【15分〜20分のスキマ時間】(朝の出発前, 学校の昼休み)
ここまできたら、立派な「まとまった勉強時間」です。机に向かい、ペンを使って鉛筆を動かす作業系の学習を入れます。
– 計算問題や漢字テスト:数学の計算問題10問(1ページ)なら、集中すれば15分で終わります。
– 学校の宿題の1教科分:家に帰ると疲れてできないのであれば、学校の昼休みや放課後の誰もいない教室で、15分だけ使って終わらせてしまいます。
このように、「このスキマ時間ができたら、このツール(単語帳など)を出す」という自分ルール(システム)を作っておくことが、部活生が勝ち残るための絶対条件です。
4. 大育進学センターが教える「疲れている時の勉強ルール」
当塾に通う生徒の大半も、バリバリの部活生です。彼らに対して私たちが強く指導している「疲労限界時のルール」があります。
■ 「ゼロの日」を絶対に作らない(3分でも机に向かう)
部活で限界まで疲れ、夜の9時に帰宅したとします。「今日は疲れたからもう寝る!明日倍やるから!」と言ってベッドに倒れ込むのは、一番やってはいけないパターンです。
勉強は「習慣」です。一度「やらない日(ゼロの日)」を作ってしまうと、脳はその楽な状態を記憶し、翌日も「今日も疲れたからいいや」とズルズル後退します。
大育進学センターでは、「どんなに疲れていても、机に座ってテキストを1ページ(あるいは英単語を10個)だけ見てから寝る。3分でいいから必ずやる」というルールを徹底させています。
「ゼロ」と「イチ」の間には、とてつもなく大きな壁があるからです。
■ 疲れている時は「頭を使う問題」に手を出さない
疲労困憊の脳で、数学の図形の証明問題や、国語の長文読解のような「高度な思考力を必要とする問題」を解くのは非効率の極みです。1時間考えても解けず、イライラして自己嫌悪に陥るだけです。
疲れている時は、単純作業で済む「漢字の書き取り」「英単語の小テストの準備」「歴史の年号暗記」など、頭をあまり使わない『作業系の勉強』に切り替えるよう指導しています。
自分の体調に合わせて勉強のメニューを変えられること。これが、自立した学習者の姿です。
5 .実は「勉強時間」を増やしているのではなく、「勉強する仕組み」を作っています
ここまで読んで、
「スキマ時間が大切なのは分かったけれど、うちの子は結局やらないんです……」
と思われた保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
実際、そのお気持ちはよく分かります。多くのお子さんがそうですよね。
「やる気」にならない…と言って何もしないのでしょう。
勉強が苦手な子ほど、
「何から始めればいいのか分からない」
「後でやろうと思っていたら寝る時間になってしまった」
「やろうとは思っているけれど行動できない」
という状態になりやすいものです。
だからこそ大切なのは、本人のやる気だけに頼らないことです。
私たちはこれまで多くの生徒を見てきましたが、成績が伸びる子と伸び悩む子の違いは、
「やる気の差」ではありません。
勉強する仕組みがあるかどうか。
その差が非常に大きいのです。
大育進学センターでは、テスト前だけ慌てて勉強するのではなく、日頃から少しずつ積み上げられる環境づくりを大切にしています。
例えば、多くの生徒は授業開始より少し早く塾に来ています。
その時間を活用して、
・学校ワークを進める
・英単語を覚える
・前回の授業内容を復習する
・小テストの確認をする
といった学習に取り組んでいます。
たった10分でも、週にすると1時間以上になります。
この積み重ねが、テスト前の大きな余裕につながります。
また、
「家ではなかなか勉強が進まない」
「学校ワークが後回しになってしまう」
という生徒のために、宿題コースもあります。
学校ワークの進捗確認や、理解が不十分な単元の復習を計画的に進めることで、
『分からないまま放置する』
という状態を作らないようにしています。
実際に成績が伸びる生徒には、ある共通点があります。
それは、
『テスト前に頑張る子』ではなく、『テスト前に焦らない子』
だということです。
テスト1週間前になって慌てて学校ワークを終わらせたり、一夜漬けで覚えたりするのではありません。
普段から、
「今日は英単語を20個覚える」
「明日は学校ワークを2ページ進める」
「次の日は数学の計算問題を解く」
というように、毎日やることを決めて少しずつ積み上げています。
勉強ができる子は、特別な才能を持っているわけではありません。
ただ、
『今、自分が何をすべきか』
が明確になっているのです。
当塾では、学校課題も含めて毎日の課題を可視化しています。
だから迷わず行動できます。
部活と勉強を両立している生徒ほど、この仕組みを上手に活用しています。
忙しいからできないのではありません。
忙しいからこそ、限られた時間を有効に使う仕組みを持っているのです。
まとめとご提案
部活動による時間の制約は、決してハンデではありません。
むしろ、限られた時間の中で成果を出す力を身につける絶好の機会です。
ただし、
「時間ができたら勉強する」
では、多くの場合うまくいきません。
大切なのは、
『いつ、何を、どれだけするのか』を決めておくことです。
勉強が続く子は、意志が強いのではありません。
続けられる仕組みを持っているのです。
大育進学センターでは、
・学校ワークの進捗管理
・一人ひとりに合わせた学習計画の作成
・宿題コースによる学習習慣の定着
・テスト前に慌てないための日々の積み上げ
を通して、部活と勉強の両立をサポートしています。
「家に帰ると疲れて寝てしまう」
「何から勉強したらいいのか分からない」
「毎回テスト前になって慌てている」
そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
勉強時間を増やすことだけが解決策ではありません。
お子さまに合った方法で、無理なく続けられる学習の仕組みを一緒に作っていきましょう。

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